
心理学は傷つかないための予防ではない
昨日東京ビジネスカウンセラー学院の勉強会のときに、ふと感じたこと。
最近は予防接種がさかんだから、水疱瘡やはしかなどにもかからなくなった。
でも、免疫がきれる大人になってから発症して重症化することも多い。
そんなとき、子供の頃にかかっておけば良かった、とか思うわけだ。
昔は水疱瘡の子がいたら、うつってきなさい、とあえてかかりにいったそうだ。
かぜでも、怪我でもなんでもして、つよくなりなさい!そんな風潮があったとおもう。
精神的にも、どんどん傷ついて強くなりなさい!と。
今はどうかな。
予防が進み、感染症にかからなくなったり、かかっても軽くすむ。
道路も整備され、転ぶことも少ないし、学校で泥だらけであそぶ、なんてこともないだろう。
私達の免疫は鍛えられているのか?
ふと、心理学も傷つかないための予防として使われることになるのか、それでいいのか?頭によぎった。
先生に質問すると
心理学は傷つくことを推奨している。ただ、傷ついたあと、どのように立ち上がるか、その方法を学ぶのが心理学、そのように教えてくださった。
なるほど。
人は生きていれば嫌なことにも出くわすし、理解に苦しむ人と出会うこともある。
そんなとき、単に自分が駄目だから、人が駄目だからと、ダメ出しすることや、単に逃げることばかりしていると、心が病んでしまう。そうならないための予防なんだ、と理解できた。
もちろん予防接種がわるいわけではありません。重症化しないために必要です。
怪我だって、できればしないほうがいい。
心だって穏やかなほうがいいでしょう。
でも、予防にとらわれて、実際そうなったとき、対応できるか、できないか、それを知る人と知らない人には大きな差があるんだ、と。
そして、転ばぬさきの杖ばかりではチャレンジもできない。
石橋をたたいて、たたいて進めなくなる人生もつまらない、と私はおもう。
私はチャレンジをおそれず、傷つくことを恐れずにいたい。
だって私は傷ついても大丈夫、心理学をまなび回復方法をしっているので。
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