今日の心理学 傾聴

今日の心理学 こんな時こそ傾聴です!

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今日の心理学

こんなときこそ、傾聴です!

ある老夫婦がいました。
おじいちゃんは数年前から認知症で介護が必要になりました。
おばあちゃんは一人でおじいちゃんを介護しています。
看護師のあなたはおじいちゃんの体調管理で訪問看護をしていたとします。
おばあちゃんはおじいちゃんをとても大切にしています。
おじいちゃんはデイサービスにも行っています。
おじいちゃんは最近失禁することが増えました。
昼間は下着で夜だけオムツをしています。
失禁がふえ洗濯ものが増えたり、夜中に徘徊するのことも増えて、おばあちゃんは、ここのところ疲れて風邪ひいてしまいました。
おばあちゃんは普段、おじいちゃんがデイサービスに行っている間に体を休めていたのですが最近おじいちゃんが失禁するからと、自分がどんなに疲れていても、デイサービスを休ませてしまいます。
おばあちゃんはヘルパーさんは必要ないと考えています。
おばあちゃんの体調も心配な状況です。

看護師のあなたは、おばあちゃんにどんな声かけをしますか?

1.おじいちゃんが失禁しても、デイサービスに行けば看護師がいるから大丈夫よ!おばあちゃんが倒れたらもともこもないじゃない。

2.おじいちゃんが心配なのはわかりますが、おばあちゃんの体も心配です。他人の力をかりることも必要だと思いますよ。

3.そろそろ昼間もオムツをつけたらいかがでしょうか。

4.デイサービスで失禁されることをご心配されているのですね。おじいちゃんが失禁されることを、どのように考えていらっしゃるのでしょうか?

あなたの考える声かけに一番近いものはどれでしょうか。

では、みなさん、おばあちゃんはおじいちゃんの失禁ををどうとらえているのかわかりますか?
その答えによって看護師の関わりが変わるとはおもいませんか?
それを知るためには4のような声かけが望ましいです。

例えばおばあちゃんはこんな風に考えているのかもしれません。

○おじいちゃんはプライドが高いので、失禁して他人に世話されることをストレスと感じているだろう、と考えてデイサービスを休ませている。
○おばあちゃん自身が他人に迷惑をかけることを嫌う性格なので、迷惑をかけたくないという理由でデイサービスに行かせたくない。
○おばあちゃんはおじいちゃんが失禁して他人に世話されることを不憫に感じ可哀想だとおもっている。下の世話は妻がやるべき。
○おじいちゃんがオムツをすることをできる限り他人に知られたくない
○気持ちがわるいし、なるべくオムツははかないでみてあげたい、と考えている

おばあちゃんの考えによって対処方法も声かけも変わってきます。

1.2.3の声かけは、看護師の価値観からの声かけです。間違いではありませんが、まずは傾聴し、おばあちゃんの考えやお気持ちを聞いてみることです。
そして、そのおばあちゃんに寄り添っておばあちゃんの立場で考えます。
そうすると、看護師とのズレがなくなり、提案やアドバイスも的確にできるわけです。

失禁するならオムツをしたらいい、デイサービスで失禁のお世話なんて当たり前のこと、介護する人が倒れたらおしまい、、、
そんな看護師からしては当たり前のようなことも当たり前とは限らない。
だからこそ、傾聴が大切です。

 
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